処分用感想文
個人的な読書感想文
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10日目ぐらい
最初に記事をポストしてから、だいたい10日間ぐらい経ったのか。
意外なところからレスを頂いたり、予想上回る早さでスパムコメントがきたりした。
ブログは普通の(web1.0の)サイトより動きが早いでんなー。

コメント・トラックバックは承認制にしているので、炎上はしないと思う。
web拍手や掲示板、メールでの炎上というのは聞いたことがないので、
炎上が怖い人はコメント欄を閉じればいいだけの話ではないかと思う。
(それか、普通のウェブサイトにするか)

やはりブログはやるな!」というのは間違いだ。「コメント欄は無防備に開くな!」ぐらいが正しいのではないか。
一見間違ってるような考えでも、よおおおおおおおく考えてみたらそっちのほうが正しかった、ということが歴史的には結構あったはずではないか。
KINO Vol.02 思考としての『ガンダム』 (大型本)
KINO Vol.02 思考としての『ガンダム』 KINO Vol.02 思考としての『ガンダム
京都精華大学情報館 (2006/07/25)
河出書房新社
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どう考えても「ガンダム記録全集」とか「アニメック」が魔界転生したようにしか見えないムック。
京都精華大学のまわりくどい入学パンフレットなのかもしれないが、メインの読者は大学を出て10年以上経ってるおっちゃん達だろう。

富野インタビューがやはり異常に面白い。
富野由悠季といえばガンダムだが、いきなりガンダムではなく、現場で目の前の仕事をこなしてこなしてこなし続けて出尽くしかけたところでガンダムが生まれたという。
やはり商業主義がクリエイターを鍛えるのか。

またダンバインではディレクターとして登場人物(キャラクタ)を作ることに注力しすぎて、役者やライターの創意を拒否していたのが失敗だったとか。
余白を残しておく、他人の手による部分のバランスを考えるほかに、弥勒菩薩やミロのビーナスのように時間や想像力による補完性まで考えなければダメだという。
うーん、やっぱりスゲエぜ富野監督。

ガンダムをネタにした現代美術は村上隆に近いウンザリ感があって(逆にいうと村上がいなかったらマトモに見られたかも)いらない感じがした。
作家の人には悪いが。

テーマ:書籍紹介 - ジャンル:本・雑誌

日本黒幕列伝
時代を動かした闇の怪物たち 昭和・平成 日本「黒幕」列伝 時代を動かしたの怪物たち 昭和・平成 日本「黒幕」列伝
(2005/05/27)
宝島社
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昭和・平成の裏社会の怪人たちをおどろおどろしく紹介したムック。
「地下経済」と内容が一致しているので、併読してみたらいいかも。
しかし、これも人には薦められない本である。

児玉誉士夫
笹川良一
堤康次郎
横井英樹
石井進


などなど多数の人物の暗黒面についてダイジェストが語られる。

いろいろな人物が紹介されているが、安部譲二のインタビューが一番面白い。
日本で最も恐ろしい黒幕は誰か?
役人だという。
東大法学部出身の官僚が日本の国家権力の中枢であるとか。

「ホリエモンだって孫正義だって、役人の怒る限界をわきまえないと大変な目にあわされるよ」と
堀江が国策逮捕されることを予言していたのがすごい。
そういえば、日本のブロードバンドは孫が作ったようなもんだけど、あらかさまに絶賛する人はみたことがない。

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ザ・知的漫才 ビートたけしの結局わかりませんでした
ザ・知的漫才 ビートたけしの結局わかりませんでした ザ・知的漫才 ビートたけしの結局わかりませんでした
ビートたけし (1996/09)
集英社
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1996年に出たビートたけし対談集。
対談の相手は

松井孝典(東大教授)
養老孟司(東大名誉教授、解剖学者
本川達雄(東工大教授・ナマコの権威)
荒川秀樹(神奈川歯科大学講師)
ピーターフランクル(芸人・数学者
荒俣宏(作家)
中原英臣(山野美容芸短大教授・バイオ研究の権威)
森幹彦(航空宇宙技術研究所)
上野正彦(元東京都観察医務院長)

という無駄に豪華な面々。
爆笑問題が社会ネタを志向していたのに対し、ビートたけしはアカデミックな方を志向していたようだ。
やはり笑いは、ある種の鋭さを持たねばならず、それを磨く努力を怠ってはならないということか。
その後、ビートたけしが本当に芸大の先生になってしまうんだから世の中わからない。

松井「中国がもし破綻したら、日本に1億人くらいの難民がくる。
 そうなったら日本は自分たちを守るために戦争するでしょう」
たけし「いいなあ学者はハッキリ言えて」

いやー今時分だとネットで誰でもそれくらいいえてますよ。
2ちゃんねるのある時代とない時代じゃ常識がかなり変わってるね。

たけしも「意識が自分から抜けてしまうことがあった」らしい。
そうそう、自分のことなのに感情が出てこないことがあるんだよな子供の時。
とか思ってたら多重人格者の始まりなんだと。
そうなんすか。

ざっと読み返したが、やはり面白い。
専門的な話を、無理矢理くだらない日常的な話に例えて笑いをとろうとするスタンスもいい。
ただ、10年前の本なので微妙に時代のムードの違いは感じられる。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

参謀本部と陸軍大学校 (新書)
参謀本部と陸軍大学校 参謀本部と陸軍大学校
黒野 耐 (2004/03/21)
講談社
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国家意思決定組織は、臨時に設定されたものが複雑に存在し、もうバラバラだったらしい。
政治と軍事が分離しており、その軍も陸軍と海軍では敵対していたとのこと。
シビリアンコントロールがまったくなされていなかったということか。
そういった、責任のあいまいなまま流れで決定された戦闘に、赤信号皆で渡れば恐くないと大した変わらない玉砕・特攻戦法で最後を迎えたわけか。
やれやれである。

現代は軍事面だけに国力を注力するということはないが、当時よりマシになっているのだろうか?
IT関係の話や関係者が全員失敗すると断言している地上波デジタル放送の話を聞くにつけ不安になる。

またドイツからメッケル少佐という人物を陸軍に迎え、人材育成や組織組みの向上を図ったようだが、これも功罪がいろいろあるものだったらしい。

旧軍の話は、特に変なイデオロギーに毒されないように評価しようとしても、けなしたような表現になってしまうのが難しいところである。
日本タブー事件史
日本タブー事件史―誰も触れないあの事件の真相 日本タブー事件史―誰も触れないあの事件の真相
(2004/12)
宝島
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宝島社から出た、裏事情について集めたムック。
面白いが、人には薦められない。
信憑性やバイアスのかかり具合はわからないが、多数のインタビューから記事が書かれているところをみると信頼性はありそうだ。
タブーとはポリネシア語で「はっきり印をつけること」の意味だそうだ。

・皇室
・芸能プロダクション
・サラ金
・警察
・在日コリアン

など、闇の権力の影響や人間的にあまり直視したくない世界が克明に描かれている。
個人的には「精神障害者移送ビジネス」というのが、びびりつつも興味深かった。

統合失調症が増えているのは、『選択肢の多さ』が原因であるという。
人間が健康に生きていこうと思ったら、これしかないんだよという状況にいるのが一番いいという。
選択肢が多いことが悪いのか。
80年代のカタログ文化(死語)に毒された記憶のある身としては、ちょっとビックリである。

日歯連1億円ヤミ献金の話も興味深い。
起訴された村岡兼造はスケープゴートで、黒幕は橋本龍太郎(死去)や野中広務だという。
このへんは「差別と権力」には書いてなかったなー。

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爆笑問題の日本史原論 偉人編
爆笑問題の日本史原論 偉人編 爆笑問題日本史原論 偉人編
爆笑問題 (2001/07)
メディアワークス
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普通に時事ネタを扱ったボケ・ツッコミは薄っぺらく、賞味期限を過ぎると耐えられなくなりがちだが、歴史ネタまでつっこむと(何しろヤマトタケルまでネタにしているのだ!)隠し味としての奥行きと重みがあって面白い。

ヤマトオグナ(小碓)は女装してクマソタケルを暗殺した、とか、平賀源内はいろんな音の屁について「放屁論」という本を書いた、とか、紫式部は清少納言をこき下ろしていた、とかどうでもいいトリビアが身につくのもそれなりに楽しい。

しかし、2001年に出た本なので当時の芸能ネタは、今読むとチンプンカンプンなものが多い。
サッチー・ミッチー戦争とか何がなんだかさっぱりわかなくて、どこかの外国同士でそういう戦争が歴史上にあったのかと思ってしまった。

特に系統だった知識は身につかないが、爆笑問題のボケツッコミ(意外にシモネタが多い)が楽しみたいぶんにはよいだろう。



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儲かる!ヤフオクマル得活用ガイド
裏テク探偵団 VOLUME7 (7) 儲かる!ヤフオクマル得活用ガイド アスペクトムック 裏テク探偵団 VOLUME7 (7) 儲かる!ヤフオクマル得活用ガイド アスペクトムック
(2004/05)
株)アスペクト
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ネットオークションをやろうかと思っていたが、この本と2ちゃんねるのネットオークションの板をみてたら、なんとなくやる気がなくなってしまった。
内容自体は充実していて、価格の割に得られる情報は多い・・・と思う。

どう考えても違法な話を詳細にしてあって、小さなキャプションで「よい子はマネしちゃダメよ」などと書いてある。
いかがわしい話題も多くて読み物としてもいいかもしれない。

「ネットオークションの狙い目は30代の独身男性」などと昔、週刊誌(この本じゃないと思う)書かれていたが、あれってようするにロングテールのテールの部分のマーケットがネットでは狙い目ってことだよね。
今考えると。

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パクリ・盗作スキャンダル読本
「パクリ・盗作」スキャンダル読本 別冊宝島 1257 パクリ盗作スキャンダル読本 別冊宝島 1257
(2006/01)
宝島社
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エイベックスの「のまネコ」問題から、安部なつみなどの邦楽、平野啓一郎などの文学、果ては朝日新聞vs週刊新潮まで幅広くパクリ盗作問題に検証したムック。

裏事情大好き系の人がメインターゲットなのか、これも黒地に白抜きとキンアカというおどろおどろしいブックデザインだ。
割と誰にでも関係のある話だと思うので、もうちょい何とかならなかったのだろうか?

ネットワーク社会では情報のコピーに対するコストが限りなくゼロに近づき…というクリエイティブコモンズ話は余り出てこない。

個人的には、これパクリじゃんと突っ込むのは嫌いではないが、それを泥棒扱いして作者を犯罪者扱いするのは賛成できない。
何しろ、カットアップ、サンプリング、ダブなど「元ネタがあったものを再編集するカルチャー」の影響を受けてきたので、単なる受け手がそういった系譜を知らずに大騒ぎするのには、「?」でしかない。

パクリ・パクられの連鎖の中で、遺伝子のように残っていくコアなもの(ミーム)とは何かを検証していくことは意味があっても、「あっこれ○○のパクリじゃん」と鬼の首でもとったかのように騒ぎ立てるのは、自分の教養の無さを露呈しているだけなので、止めたほうがいいと思うけどなあ。
田中宇・著「イラク」
情報源のほとんどをネットに頼っているジャーナリスト(流言を集めて陰謀論組み立ててるようにしか見えないという話もあるが)・田中宇イラクに電撃訪問してその実態に迫る迫真のノンフィクション。

イラク問題はアメリカの国内問題というのは、やはり正しいようだ。
「躊躇しつつ帝國主義をやる選択」
イラクがアメリカを嫌っているのではなく、アメリカがイラクを嫌っている」
などの分析がある。

といっても結局は「なーんだみんな普通の人間じゃん」みたいなオチといえなくもない。
イラクの人間関係は非常に洗練されているそうだ。
イラクにも秋葉原や門前仲町があるんだと。

イラクとアメリカ、中東とアメリカの関係を通して、日本とアメリカ、アジアとアフリカについて考え直してみようという感じ。
やはり地政学な問題や、エネルギーに関する利権なども視野にいれないとわからないようだが・・・。(この辺は「イラク戦争 日本の分け前」と併読するといいかも)
(でもあの本もどこまで信頼していいのかわかんないけど)
なおかつ、お厚いのがお好き?
「お厚いのがお好き?」の続編。
ってことは、前の本が売れたのか、番組の評価が高かったのだろうか。
やるな、小山薫堂。

個人的にこれはいいなと思ったのが、「ジェームズのプラグマティズム」。
<やってみる→結果よければ全てよし>というのは少年ジャンプが成長していった方法論と同じだ。実に単純かつポジティブである。

逆にダメだこいつと思ったのは「ショウベンハウアーの意思と表象としての世界」。
人生は苦しくて当たり前って、村井秀夫かおのれは。

また社会のシステム自体が権力をもつ、フーコーの「生の権力」は、クライアント/サーバ型からP2Pへネットワークが移行し、公安より炎上が恐い時代にますます重い意味を持ち始めるだろう。

確かにミーハーで薄っぺらく、本物の知とは程遠いのかもしれないが、哲学なんてものが実生活上で使えるのは、この程度のものなので、別にいいんじゃないでしょうか。

実際、一般的には、自分の知らないことを知ってる人を尊敬するなんてことはないよ。
自分と同じ方向性で詳しいと尊敬されるけど。
なおかつ、お厚いのがお好き? なおかつ、お厚いのがお好き?
(2004/10/01)
扶桑社

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お厚いのがお好き?
2003年にフジテレビの深夜番組として放映していたものの書籍版。

マキャベリ「君主論」、ドストエフスキー「罪と罰」など
難解めな文学哲学書を極限までスノッブな比喩で
極端な要約を試みている。

とにかく物理的に限界があって読めないが、
パラダイムを拡張したい・・・という人にはお薦め。

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