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アンディ・ウォーホール ぼくの哲学 
ぼくの哲学ぼくの哲学
(1998/08)
アンディ ウォーホル

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個人的な、物事の好き嫌いについて、なぜ好きかなぜ嫌いかの理由を掘り下げていけば、その人の価値観がわかる。そしてその価値観の枠組みは、その人のパーソナルな哲学といえるだろう。

本書は、ポップアートの巨匠・アンディ・ウォーホールが自身の価値観について率直に語ったものだ。
「率直に」というより「フラットに」というほうが適切かも知れない。
訳者のあとがきにも
『彼の哲学はフラットだ、平たい』
とある。
ラジカルで、合理的で、子供っぽい。
その意識はTVカメラのようなものだという。
この辺は、自分のことでも、自分のこととして実感が持てないことの多い自分としては妙に共感できた。
更にその後、離人症の女性の話を聞いたときも同じようなものなんだなあと思ったものだ。

時間、恋愛、名声、働く、死、芸術など、生活の身近なところから具体的に、乾いた哲学が語られる。
特に面白かったのは、死に関する記述で、他に比べて圧倒的に量が少ない。
それは誰にもわからないから、ということか。
死人に口なしということだ。

ウォーホールが絶賛されたのは、アメリカが一番輝いていた時、その輝きの本質を極めてわかりやすく伝えたからだろう。
大量生産と大量消費。
本来、文化とは生産性の拒絶だが、それをアイロニカルにみせた手法はアメリカ人ならではだ。
『ぼくは緑のドル札しか信じない』『お金で人の気持ちを買うのは面白い』…生産性から一番遠いはずのアーティストが、お金が信頼を物質化したものであることを看破していたのは興味深い。

あまりゲイカルチャーについての描写はないが、作中にずっとでてくる「B」というのは、やはりBOY FRIENDのことなのだろうか。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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