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ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか
ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか
佐々木 俊尚 (2006/12)
文藝春秋
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佐々木俊尚さんによる、ここ2,3年のインターネット事件簿レポート。
winny事件、中国のインターネット統制、iPOD、web2.0などを60年代まで遡って報告している。
と書くと、パソコン雑誌によくある「ネット風評コーナー」の単行本みたいだが、それらよりも詳細で、日本を経済や技術から思う愛国心が感じられ(もちろん特定アジアに対する驕慢みたいなものはない)、志の高いものになっている。

ただし、この手の話の好きな人には聞いたことのある話ばっかりだし、言い回しも(売文屋の性なのかもしれないが)ほとんど煽ってるくらいに大袈裟である。
ちなみに帯のコピーはこんな感じ

「文明の衝突」をめぐる21世紀最大の戦いが始まった!
企業、人間、国家の興亡を賭けたサイバー総力戦


まるでキングギドラやゴジラが大量に出てくる東宝映画のコピーのようだ。

ツッコミどころというか疑問点もわらわらと出てくる。
グーグルは相変わらず神様扱いだが、ビッグブラザーになる危険性はないんだろうか?とか「世界がフラット化する」って80年代にもポパイあたりで全部の情報が等価になるとかさんざん騒いでいたのとどう違うんだろうって気がするし、そもそもアルファブロガーとか2ちゃんねるは全部ゴミとかネットの情報って何だかんだいってヒエラルキーがあるような気がするのですが、とか。


金子被告はwinnyを暇プロで作っていたそうだ。
「暇プロ」とは暇つぶしプログラムのこと。
『それが僕には楽しかったから』、である。

前に「○○が△△を殺す」という表現は大袈裟すぎる、と言ったが、
「著作権の概念を崩す」というから、話が物騒になるのではないだろうか?
「著作権の概念は更新が必要」ぐらいにしとけば、意味は同じのまま状況も違っていたのではないかと思う。

またwinny事件は意識が上のほうと下のほうでギャップが激しすぎるのではないか、とも思った。
つまり、制作者は法が現状に追いついていないから問題提起したのに、逮捕者は合法か違法かとかタダだから使ったなど非常に意識が低く、これらを同じフィールドで語るのはそもそも無理が在り過ぎるのではないかと思った。


またトロンがアメリカに睨まれて潰された経緯も興味深い。
日の丸検索エンジンはどうなるのだろうか?


全体的に大袈裟過ぎで、目新しさというか、おおそうだったのか!というのはない気がするが、悪い本ではない。
佐々木さんの今後の活動に期待したい。
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テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
オレも読もうかって思ってる本です。
2007/01/23(火) 20:20:25 | URL | あむぁい #-[ 編集]
亀レスですみません。
えーっと、そちらの方では、紹介されてませんでしたよね。
佐々木さんは次の本も出されてるみたいです。

またまたコメント遅くてすみません。うう。
2007/01/30(火) 23:45:19 | URL | リーザライス #-[ 編集]
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