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山形道場
山形道場―社会ケイザイの迷妄に喝! 山形道場―社会ケイザイの迷妄に喝!
山形 浩生 (2001/03)
イーストプレス
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どうでもいいが、「やまがたどうじょう」とキーボードに打ったら、「山形同情」と最初に変換された。
(別にブログ閉じることないと思うのだが・・・)

山形浩生が雑誌ワイアードに連載していたエッセイをまとめたもの。
主な内容は新教養主義宣言同様、ネットワーク、経済、社会など多岐にわたっているが、普通の人の普通の感覚に基づいた話ばかりでわかりやすい。
(ハッカーのあたりはちょっと専門用語が多いかも)
そういえば私の持っていたワイアードは中野のタコシェに売ってしまったのだが、誰か買ってくれたのだろうか。
これがサイゾーで現在も続いている連載とつながっているはずなんだが、何となく別モノのような感じがするのは何故だろう。

「一人称、二人称がない」(P212)は、「日本の書籍には明確な一人称・二人称がない。これが様々な面での議論の停滞や文化の発展を阻害しているのではないか」という趣旨の話。
養老孟司がたびたび言及している、日本人は“世間様”の観点で話をするという話と同じである。
これは今、新聞などのマスコミが自分のことを“透明”な存在として人称単位を消しているという問題と完全に合致している。
さらにいうと、日本ではFPSのゲームが流行らないという話とも合致していて興味深い。

「セキュリティはコスト上げるだけ!」(P193)
また池田信夫とネタがかぶってる。
言い方が違うだけで内容は同じことが多いのだこの二人。
因みに最近疑問に思ってるのだが、国防費の適切な値はどうやって決められているのだろうか?

ネットでは受け手だって変わる。当然変わらなきゃいけない」(P238)
いや全くである。
もはや現代は「2ちゃんねるには中傷誹謗しかないからいかない」(それ自体は間違いでもないのだが)で済まされるような時代ではなくなった。
自分を見失わないような品格をもってノイズ処理しないとダメである。
これは今、ネット社会を生きてる人々全員に与えられた義務であって、不可避なものである。

ダイヤルアップ全盛期に書かれたものだが、全体として古いということはない。
人の価値観が決まるシステムは犬の成長とは違うのである。

この本の内容は全部ウェブで公開されているのだが、ニコラス・ネグロポンテも言っていたように、モニタより紙のほうが頭の中に定着するので、本で読むことを奨励する。
それぐらいの価値のある本。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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