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リアルタイムズ
リアルタイムズ―光速の失楽園 リアルタイムズ―光速の失楽園
山崎 浩一 (1992/01)
河出書房新社
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山崎浩一が、80年代の後半から90年代前半にかけてのテレビについて論じた本。
昭和崩御、冷戦終結、オウムなど今からみると懐かしい話が多いが、話の切り口は鋭く、今でも応用が効く話が多い。
ただし、全体的なムードは今とはだいぶ違う。

「意識操作としてのUFO番組」(P160)
最近、新聞の世論捜査やブログのやらせ、意識操作を目の当たりにすることが多いが基本的な分析方法はこの時点で確立していた。

「日本対ソ連、黒人対KKK ほとんど闘犬のTV討論」(P170)
これもインターネット的な話である。
ちなみに私は最近ようつべで、韓国の反日厨をたしなめるフランス人をみた。

TentenThePanda | February 03, 2007
Stupid guy...you're as stupid as Japanese who hate Korean...

Don't you understand that if Korean hate Japanese, Japanese will hate Korean?

I know that Japan did a lot of crimes and a lot of rapes but we're now in 2007!

I'm French and Germany invaded France in World War 2, but I don't Hate Germany and German!

By the way, I think that bestkorea123 is a stupid racist too.

話を本に戻す。
この本のキモは以下の部分に集約される

★TVは「見る」ものではなく、「読む」ものである。そしてどのように読むこともできる。
★TVとは、送り手⇒受け手という固定的な役割分担による<一方的メディア>ではなく、両者の共犯関係によって成立する流動的な<媒介作用の力場>の名前である。
★それは、こちらからの「はたらきかけ」次第で即座に変容する、かなり曖昧でいいかげんなものである。(P023)


というのがほぼ総論。
しかし、この話、ネットについても全く当てはまることだね。
「メディアリテラシー」という言葉が使われだす何年も前にこういった意識の高さ“品格”を打ち出していたのは見事としかいいようがない。
山形浩生が山形道場「ネットでは受け手だって変わる。当然変わらなきゃいけない」と述べていたのを10年先駆けていたのだ。

20年近く前にかかれたものなので雰囲気が結構違う。
特に80年代後半に書かれたものは、もの凄い勢いで左旋回しており、今これをネットを上げたらどういう反応がくるのかわからない。
特に「『がんばれ』という声援に隠された無責任」(P58)は、あの薬害エイズ事件の川田龍平も使っていまわしていたレトリックで、小林よしのりが噛み付きまくっていたものだ。(ま、小林はいつでも狂犬病にかかったイヌ状態だが)

入手は困難だが、本としての価値は高い。
ネット環境をテレビ局が個人レベルで運営されるものといいかえればネットに関する評論としての応用も可能だろう。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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