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「へんな会社」のつくり方
「へんな会社」のつくり方 (NT2X) 「へんな会社」のつくり方 (NT2X)
近藤 淳也 (2006/02/13)
翔泳社
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はてな社長の近藤淳也による、はてなという会社の解説書。

・立ったまま朝礼
・机を固定しないで毎回座席を替える
・開発度50%でリリース


など、犬の成長なみのペースで進むインターネットのスピードに合わせた社風が面白い。
ここでも「考える」より「思う」という、ある意味“浅い”ブレーンストーミングの後、実際に出してみて修正を繰り返して使えるモノにする、というスタイルのようだ。
これは自由度をあげ、一見馬鹿げているようでも大化けするような可能性を持った企画を通りやすくするために必要なものなんだろう。

近藤社長によると、インターネット自転車に似ているそうだ
自分にあった距離とスピードで走り、自分の安全は自分で守る。
やはりIT関係がスポーツを推奨しているのは説得力がある。
モニタの前だけに座っていると、その世界に閉じこもって、ロクな発想が出てこないものである。

また会社の会議をMP3にしてネットにあげるなど、ユーザーとの距離を徹底して近くし、透明度を上げようとしている点も興味深い。
この点は任天堂や政府広報チャンネルに近いものがある。
ここで思い出されるのは、世耕弘成がタイゾー議員に行ったアドバイスだ。
『いいですか、絶対に嘘は言わないで下さい。
 知らないことは知らない、言えないことは言えないと答えて下さい。』
ネットの特性が匿名ではなく、中抜きであることを肌で知っているらしい。
ユーザーとの距離を短くすることにより、フィードバックのスピードを上げているのだろう。
これははてなの規模がそれほど大きくないから出来ることであって、会社の規模が大きくなっていくと様々な弊害が出てくるのでないかと思われる。
おそらく、はてなは近藤社長のワンマンゆえのはてなであり、それを乗り越えるのは難しいだろう。
近藤社長は「ものをつくっている」といっていたが、私の印象ではデータを作っているところであり、サービスを売っているところである。
そこは原則無料のネットの世界であり、急落することはなくても、無限の成長性を持つことはないのではないかという気がする。

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