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プレステ3はなぜ失敗したのか?
プレステ3はなぜ失敗したのか? (晋遊舎ブラック新書 002)プレステ3はなぜ失敗したのか? (晋遊舎ブラック新書 002)
(2007/09/10)
多根 清史

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情報の価値はタイミングに左右される。
晋遊舎ブラック新書というのは、ネットでは「常識」だが、マスコミと世間一般では認知されていないネタをまとめたネタが多い新書だ。

この「プレステ3はなぜ失敗したのか?」は2007年後半に、こういう結論を持ってきたところが偉いのであって、内容的には特に目新しいものはない。
つまり、タイトルにインパクトがあったということだ。
インパクトがあったがゆえに、読みもしないで上から視線で切り捨てている人もいたようだ。
情報を取り扱うプロが偏見で感想を終わらせるのは問題だ。


内容としては、資料の積み重ねを元に手堅くまとまっており、「そりゃ違うだろ!」というところもない替りに「へぇーそうだったのかー」というところもない。
世の中には「WiiとXbox360とPS3の中身は同じなんですよ」と堂々と言っていた清水亮という人もいるのだから、後でつっこまれることを恐れずにもっと大胆な予想をしてみてもよかったのではないかと思う。

項目も
「ドリームキャスト敗北の再現か?」
「PS3の助けがなくてもHD-DVDに勝てた?」
「プレステは久多良木氏のものだったのか?」

など後ろに?が付いたものが多く(数えたら14項目そうだった)、中身は別に問題ないんだから、もっと堂々と言い切ってもいいのではないかと思う。
普段、人の揚げ足取りをしてる人間に限ってこういう時臆病になりがちだが、プライドを切り売りするぐらいの根性があってもいいのではないかと思う。

個人的に、少し違うなと感じたのは、PSはわざとアタリショックを起こしたのではなく、単に母数を大きくしたということと、任天堂は確かにえげつないブラフをかましたにせよロムカートリッジを選んだのは読み込み時間への配慮が理由だろうという点ぐらいだろうか。

また、この本の最大の特徴であり優れている点は、PS3の失敗について語っておりながら、一貫して久多良木健・元SCE社長の人格攻撃をしていないという点が挙げられる。
ネットの感情論に靡かない姿勢は評価されていいだろう。

一種の『買ってはいけない』だが、決して中傷ではなくポジティブなものになっている点は評価したい。

ゲーム業界は変化が早く、この本もそろそろ賞味期限が切れかけている。
「昨日」のことを理解するために、今読むことをお薦めする。
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テーマ:**おすすめbook!!** - ジャンル:本・雑誌

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