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日本を変えた10大ゲーム機
日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)
(2008/09/17)
多根 清史

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日本国内のゲーム機の変遷について、概略をまとめた本。

タイトルと前書きからは、日本の様々な産業の中でのゲーム産業の意義を語っているかのようだが、それほどマクロ的な話は出ておらず、別に「ゲーム産業からみた日本とは何か」とか「日本の産業・文化におけるゲームのポジション」とかについて語っているわけではない。

むしろインベーダーゲームからPS3に至るまでの流れの中で、節目節目にピンポイントに雑談をしているような感じだ。
それも、マニア相手の雑談なので「そんなの誰でも知ってるじゃん」と言われないように、わざとトリビアじみたマイナーなネタの扱い方をしているようだ。

例えば、YMOとインベーダーゲームの関係を「YMOコンプレックス」までひっぱりだして解説している。
インベーダーもYMOも無限増殖する日本的な工業製品だというわけだ。
いささか強引のような気もするが、坂本龍一も「80年代、トヨタの車やソニーのウォークマンと平行してYMOが海外進出してきた」とインタビューでいっており、トヨタの車やソニーのウォークマンにタイトーのインベーダーを並べるのもアリなのかな、と思う。

また個人的に一番興味深かったのは、ウィーチャンネルのように「TVを飲み込もうとするTVゲーム機」のルーツがサテラビューだったという話だ。
こういう個々のネタは面白いのだが、扱ってるスパンが広すぎるので、あまりしつこく掘り下げていないような印象も受ける。
その辺は少し残念だ。

しかし「ゲームセンターあらし」などのゲーム漫画ネタは、はっきりいって無くてもよかったような気がする。
読者層から逆算した懐かしネタとして入れたのだろうか。

全体として、SONYびいきで任天堂叩きというバイアスを感じたが、間違っているということはない。
もしかしてネットの風評にこびないように、ムキになっているのかな? という印象を受けた。

ただ「ついにPSPがDSを逆転?」(P228)などは余りにも強引すぎると思う。
ほんの一瞬PSPがDSの売り上げを抜いたとはいえ、トータルで3倍近い売り上げの差がある。
「オレは福山雅治によく似てるってよく言われるんだ。足の裏だけだけど」といっているようなレトリックだ。

かなりのマニアでも知らないネタが多く、若干の違和感はあっても間違っている話はない。
「プレステ3はなぜ失敗したのか?」の続編、PS3の失敗の仕方とそれ以前の他のゲーム機の失敗の仕方の対比としてみればいいのかもしれない。
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